ストレスは様々な不調の原因となりますが、見方やつきあい方によっては人生のスパイスとなって、私たちを成長させてくれるものでもあります。今日は「ストレスとは何か?」について考えてより豊かに日々を送るためにストレスで辛い時のアロマテラピー活用法をお伝えします。
ストレスとは何?
ストレスとは外部からの刺激によって心身に負荷がかかっている緊張状態のことです。
ストレスというと嫌な出来事から生じるというイメージがありますが、実は昇進、結婚、出産など
嬉しいことも、外部の変化による刺激となるので、ストレスになることもあるのです。
この緊張状態を起こすストレスの原因といっても様々あり、天候や騒音、温度等の環境的要因、仕事のプレッシャーや人間関係などの社会的要因などの外部要因と個人の性格や体質、思考傾向などの内的要因があります。
なので、ある人にとっては何でもないことも、他の人にとっては過大なストレスとなることもありますから、「こんな小さなことがストレスになるわけない・・・」と頭で考えるのではなく、自分自身のストレスサインを知っておくことがとても大切です。
ストレスサインって?
最近、イライラしやすい、不安感がある、やる気が出ない、食欲がない、または食べ過ぎる、眠れない、決断できない、、、。そんないつもと違う状態もストレスサインかもしれません。
一生懸命、頑張っているときは自分がストレス状態とは気がつかないものです。
ですが、心や体は「ストレスレベルが高いよ!」っと様々な方法でメッセージを発信しています。
それがストレスサインです。
ストレスサインはちょっとしたことでキレやすくなったり、自分の悪いところや他人の嫌なところが目につきやすくなったり、人と会うのが面倒に感じる・・・といった感情面で現われることもありますし、体の湿疹や痒み、痛み、食欲の変化といった体の症状として出ることもあります。
ストレスサインは様々ですから、自分がストレス状態の時どうだったか?過去の体験を振りかえったり、いつもの自分との違いを客観的にみることで気が付く場合もあります。
ストレスサインに気が付いたら、自分への負荷を減らしたり、ストレス解消や休息を意識して心身が悲鳴を上げないようにケアしてあげることが実はとても大切です
辛いストレスにアロマケア
何だかイライラする、元気が出ないとき、感情を落ち着かせてあげるために香りはとても役に立ちます。
香りの情報は脳の大脳辺縁系へ伝達され、視床下部(自律神経系をコントロール)下垂体(ホルモンをコントロール)、偏桃体(感情に関係)海馬(記憶に関係)へと伝わります。
つまり、香りを嗅ぐことで自律神経、ホルモンに働きかけることでリラックスしたり、心地よい感情が刺激されます。
しかも、香りが脳に伝わるスピードは0.2秒。痛みの速度は0.9秒ですからとっても早く情報が伝達されるので、一瞬でふわっと気分を変えることも可能なんです!
ココロのストレスを癒すアロマテラピー活用術
では、どのようにアロマテラピーを使ったらいいのでしょうか。
1. ディフューザーを使ってお部屋を心地よい香りに
朝起きた時、家に帰ってきたとき、睡眠前にディフューザーのスイッチをON!
ふわっと香る香りは心地よい気持ちへと運んでくれます。
2. 入浴時に
一日が終わり、心身が疲れた身体には温かい入浴はストレス解消になります。
そこに好きな香りを数滴入れてはいることで、興奮した自律神経を鎮めて心地よいリラックスへと
誘います。
3. ティッシュやハンカチに一滴
外出時にティッシュやハンカチに一滴精油を垂らして持ち歩きます。
人込みで不快を感じた時、嫌な気分になったときなどにハンカチを当てて香に集中します。
大きく深呼吸して香りを感じることで気持ちの切り替わりに役立ちます
4. 心地よい香りでトリートメントを受ける
ストレスが高い時はセルフケアもいいですが、専門家によるケアを受けることも大切です。
アロマテラピーのトリートメントは香りの効果とマッサージという「触れる」行為が血液やリンパの循環を促し、コリや緊張を和らげ、老廃物を排出し代謝を高めて心身の働きを改善します。
また、オキシトシンという幸せホルモンの分泌はストレスを癒す効果が注目されています
おススメのエッセンシャルオイルは?
【花の精油】
ローズ、ネロリ、ジャスミン、イランイラン
甘い香りはストレス時にココロの解放を助けてくれます。
【スッキリ木の香り】
ブラックスプルース、モミ、サイプレス
スッキリとした森林の香りはリフレッシュ作用でストレスを浄化に
【柑橘の香り】
ベルガモット、スイートオレンジ、グレープフルーツ
さわやかな柑橘の香りはリラックス、リフレッシュと気持ちを明るくサポートします
アロマテラピーのストレスに対する効果
アロマテラピーのハンドトリートメントが心身に与える影響の実験をご紹介しますね。
セラピストによる両腕前腕のハンドトリートメントをラベンダー精油1%で10分間行い、副交感神経と気分をトリートメント前後で計測した研究があります。
トリートメント後は副交感神経が増加し、リラックスしたことがわかり、「ホッとしている」、「気持ちが安らいでいる」、「スッキリした気持ち」、「疲れを感じていない」、「元気がある」の5項目すべてで有意な上昇が認められました。
私たちの日々の生活ではほんの小さな積み重ねが大きなトラブルにつながっていくことがあります。
ストレスに対してもこれくらい大丈夫と放っておくよりも溜まらないようにケアしていくことはQOLの向上につながり、より自分らしく生きていくためにはとても大切です。
ストレスで辛いな~っと感じることがあれば、早いうちにケアをしていきましょう!
そんな時にぜひ植物のパワーが詰まったアロマテラピーをぜひご活用くださいね。
心身の深いリラックスにはヒーリングアロマトリートメントがおすすめです
最後までご覧いただき、ありがとうございました。